一般社団法人 医療材料統合流通研究会

事例紹介詳細

一般医療材料の納品業務でのRFID活用
RFIDを使った納品業務
RFIDを使った納品業務
医療材料は種類も多く、また、大きな病院では1日に2tトラック2台分程度使われるようです。毎日、この量の納品がありますが、リストと目視での確認が一般的です。

この業務をRFIDタグを用いて効率化できないかという観点で実証実験を行っています。
医療材料個々にタグを貼るのではなく、納品単位に貼付し、事前に納品明細をデータで送付し、それと照らし合わせて納品確認を行うというものです。

実証実験の短い期間でも、納品時間が60%以上削減できるという効果が確認できました。通常業務として確立できれば更なる効果が期待できます。
一方で、RFIDタグを貼るということが必要になり、貼付のための時間やシステム開発費やタグの費用等が課題になります。
この課題軽減のための検討を継続しています。

このようなケースでは、RFIDタグはソースマーキングではなく、中間タギングになります。
このような場合、タグ一つ一つを特定するためのコードは、「資産管理識別コード:GIAI(Global Individual Asset Identifier)」を用います。
また、納品確認はオリコンやカゴ車単位に行いますが、それらを表すコードは「リターナブル資産識別コード:GRAI(Global Returnable Asset Identifier)」になります。
詳細は、GS1 Japanのホームページをご参照ください。

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RFIDを使った納品業務の改善の取組み
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